バイク教習所の悩み【クランクが曲がれない】

目次

はじめに

この記事を見に来てくださった方は、現在バイク免許取得に向けて教習所に通われていて、何かしらの悩みがある方だと思います。

私も2021年3月から教習所に通っています。皆さん以上にバイクの運転がうまくできず、何回もやり直しをしています。

上手な技術はその他のブログやYoutubeで学ぶことができますが苦手な人がつまずいてしまうポイントとかけ離れているときがあります。

この記事は、バイクの運転が苦手な私が免許取得に向けて工夫したことなどを、同じような心境の方向けに書いてあります。

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今回は「クランク」について書いていきたいと思います。

遅すぎず早すぎずの速度を保ちつつ、カクカクと曲がらなければいけないクランクは、バイク・自動車問わず多くの教習生を苦しめたと思います。私もこのクランクが大の苦手で、2日間費やしてやっと1回成功した程度でした。

クランクとは?

クランクは2mの狭い道路で2回の曲がり角がある屈折道路です。主に住宅街などの道を想定しており、後輪ブレーキでの速度調整や低速でのバランス能力が必要となります。

<求められる技術>

①半クラッチで速度を低速を維持する

②直角のカーブをバランスを崩さず曲がる

<一般知識>

①速度調整の仕方

低速を維持するためには2通りのやり方が説明されます。一つはクラッチ操作で速度を調整する方法、もう一つは後輪ブレーキを使って速度を落とす方法です。

初めてのうちは後輪ブレーキを適切なタイミングでかけて速度を落とした方が、エンストしにくいためオススメです。

②直角のカーブをバランスを崩さず曲がる

クランクには2カ所の直角カーブがあります。そのまま直角に曲がろうとしてはバランスを崩してしまうので、しっかりとニーグリップをしてから速度を落とし、ハンドルを切ることで曲がることができます。

<つまずきポイント>

上記でも記載しましたが、クランクは低速でバランスをとる技術を要します。それなのに、速度が遅すぎると倒れてしまう厄介な教習科目です。

正直、「こんな場面になったらバイクを押していくからいいや」なんて思っていましたが、低速でバランスを取らなければいけない科目はクランクだけではないので、しっかりと身につけなくてはいけません。

私の失敗ポイント☟

①曲がりで内側に倒れてしまう。

②速度調整がうまくできず、曲がりが間に合わない

③バランスをとるために下肢が開いてバタバタしてしまう

④目線が下を向いてしまう

①内側に倒れてしまう

クランクに入ってすぐの1回目の曲がり角で内側に倒れてしまうことが多く、そのままバランスを崩し、グダグダとなって何とかクランクを通り抜けてしまうは、私と同じ失敗をしているかもしれません。

<解決策>

バイクの性質上速度が遅くなればなるほど、左曲がりの時は左側に、右曲がりの時は右側に入りやすくなってしまいます。

問題として考えられるのは、ずばり速度不足が多いです。

車の教習では、一回一回止まってハンドルを切って曲がっていくという手順で教わりますが、バイクはそんなことをしたら転んでしまいます。

そのため、うまく半クラッチをしながら後輪ブレーキで速度を調整することが大切です。

私が教官から教わった時の速度は大体8~10㎞/hを意識するように言われました。少し早歩きくらいの速度を出すようにしてみましょう。

②曲がり切れない

①の悩みに類似していますが、速度を出すように意識してもうまく曲がれないことが多いです。もちろん、速度の出しすぎは曲がり切れるわけがないのですが、速度調整をうまく行っても曲がり切れないことがあります。

<解決策>

・はじめから少し外側によっておくことで、曲がるときのスペースに余裕が出ます。左曲がりであれば右側に、右曲がりであれば左側を意識してバイクを寄せましょう。

・曲がるときのハンドルの使い方にも注意が必要です。よく「ハンドルをきって曲がる」と教えられますが、ハンドルをきって曲がろうとすると速度が安定せず、エンストしてしまう経験はないでしょうか?

ハンドルをきる際に、腕の力で操作しようとすると手にも余計な力が入ります。その時に、クラッチを握ってしまったり、離してしまったりしていることが多いです。

特に、「左曲がりの時は握りすぎ」「右曲がりの時は離してしまう」ことが多くなるようなので、注意してみてください。また、ハンドルを切るときは上半身全体を曲がる方向に向ける意識で挑んでみてください。

③ニーグリップができず、脚がバタバタと開いてしまう。

バランスが崩れそうなときに、脚でバランスを取ろうとしてしまい、バタバタとなってしまう人は、「ニーグリップをしてバランスをとれ」と言われると思います。

ニーグリップは頭に入っているけども、どうしてもバタバタしてしまう…。

<解決策>

バタバタとしてしまう原因は「ニーグリップで対応できないほどまでバランスが崩れている」ことが考えられます。

ニーグリップで対応できないほどまでバランスが崩れると、倒れそうになるのは当然ですよね。

静止している物体は支持基底面と呼ばれる範囲から重心線が外れると回転力が生まれます。この回転力が倒れる力です

なぜバイクが倒れないかというと、速度が出ていることからジャイロ効果により、安定するようになっています。

結局何が原因かと言えば、速度が遅すぎることです。対策は①のやり方で問題ないと思います。

曲がり角でバランスを崩す人は、バイクを倒しながら曲がろうとしていませんか?

バイクを倒しながら曲がるのは、速度を出しながら曲がるときに必要な技術なので、クランクには必要ありません。②の対策で解決できると思います。

④目線が下を向いてしまう。

クランクのように速度を意識しながら曲がるときに、曲がるところを見すぎてしまうことがあることが多いと思います。

教官から目線を挙げるように指示されることがありますが、どこ見ればいいかわからないことがありませんか?

クランクの入り始めは遠くを見ていても、だんだん近づいてくる曲がり角ばかり目線が行ってしまい、結局下を見てしまうことになる人もいると思います。

<解決策>

目線の位置は、曲がる角ではなく曲がる前のバイクの位置を見ることをオススメします。

右曲がりの時に曲がり道を見てしまうと、内側に入ってしまいます。その為、②の時のようにバイクを曲がり角の逆に位置させることを思い出し、そこに目線をおきましょう。

まとめ

クランクでは、低速でのバイクコントロール技術が必要になります。バランスを崩して転倒してしまうリスクが大きいので、注意して教習に取り組みましょう。

曲がり切れない人は速度を落とすことを意識して、曲がる前にふらついてしまう人は速度を上げることを意識してください。あとは、基本であるニーグリップや目線を曲がった先に道に置くことで徐々に安定してくると思います。

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