知り合いのライダーさんから言われた一言…
「単気筒は乗りずらいよ」
GB350の購入を決めた後、知り合いのライダーさんから考えてもいなかった一言を言われました。
現在、教習所に通っている最中の私からしたら疑問だったこの言葉。
「そもそも単気筒ってなんだ?」「エンジンの種類によって変わるの?」と、購入を決めた後にモヤモヤする毎日…。
試乗ができないのでYoutubeを見るものの、知らない言葉ばかりで乗り心地に関しては疑問が残るばかりでした。
単気筒とか機能をまったく気にせず、完全に見た目だけでGB350を決めていたので、改めて機能を調べてみることにしました。
そもそも単気筒ってなに?

「単気筒エンジンはシリンダーが1つしかないエンジン」
エンジンは、クランクが回転運動に変換することで走ることができます。その際にシリンダーと呼ばれる筒の中でピストンが往復運動しています。このシリンダーの数が気筒数になります。
単気筒バイクは1回の爆発力が大きいため、低回転でも安定した加速につなげられると言われています。
メリット・デメリットは?
①走り出しが軽快
②エンストしにくい
③部品が少なく、壊れにくい
個人的なイメージですが、単気筒はマッチョなやつが一人でバイクを動かしているという印象です。
メリットからは乗りやすい印象がでしたが、物事には必ずデメリットも存在するもの。
4気筒バイクと比較して、デメリットを調べてみました。
①振動が大きい
②速度が伸びない
③車体が軽い
マッチョが一人で頑張っている分、振動が大きくなってしまう印象です。
たくさん動かして速度をトップスピードを伸ばすのは、数が多い方が有利だと思います。
部品が少ないため、エンジン自体の重量は軽くなってしまいます。重い物体の方が安定性は高いので、雨の日などは不安定になるのだと思います。
以上のデメリットが「単気筒は乗りずらい」ことを表していると思いました
GB350に採用されているエンジンは?
GB350には「空冷4ストロークOHC単気筒」が採用されています。
エンジンを冷やすための方法には。空冷と水冷とあります。
空冷→空気を送ってエンジンを冷やす方法。
水冷→水によってエンジンを冷やす方法。
空冷のメリットは、水冷に対して軽量でありコストも抑えて開発されています。デメリットはエンジンの温度が水冷の方が安定しやすいです。
初心者なりにざっくり説明すると、エンジンが空気を吸って排気するまでの工程が4つあることです。
①ピストンが下がって吸気する
②ピストンが上がって圧縮する
③圧縮された空気(混合気)が爆発し、ピストンを下げる
④ピストンが上がって排気ガスを出す。
他にも2ストロークエンジンというものがありますが、これは①②と③④の工程を同時に行っているようです。
排気ガス規制によって生産できなくなっているため、最近のバイクでは搭載されていません。
OHC(オーバー・ヘッド・カムシャフト)については、初心者の私にはよくわからないものでした。
おそらく、エンジンのバルブと呼ばれる空気の通り道を開閉するときの機構のことだと思います。
対照的な機構にDOHC(ダブル・オーバー・ヘッド・カムシャフト)というものがあり、OHCはDOHCに比べ部品が少なく、単純な構造だと言われています。

GB350は一味違う!
単気筒エンジンを搭載しているGB350も乗りずらいのか?
そんな悩みをHondaさんたちはしっかりと向き合っていました。
「振動対策にメインシャフト同軸バランサー」
エンジンの振動を抑えるために、クランクシャフト前方とメインシャフトにバランサーを使用。
単気筒特有の振動を対策しつつ、エンジンの鼓動は伝えるように設計されています。
「Hondaセレクタブルトルクコントロール」
スロットルを開いたときの前後輪の速度差を感知して、ライダーのアクセル操作を補助。
後輪のスリップを緩和するシステムを採用しており、さまざまな路面状況に対応しています。
「スイングアーム」
フレームやサスペンションだけでなく、スイングアームにもこだわっています。
路面からのショックを効率よく吸収し、快適な乗り心地が実現できるように設計。
他にもここがすごい!
GB350は快適な乗り心地を実現するだけでなく、安全面にも考慮した設計になっています。
一つはABS機能が搭載されております。
アシストスリッパ―クラッチを搭載することで、加減速時のショックを緩和します。街乗りなどでライダーの負担軽減を寄与します。
結論
単気筒バイクはエンジンの構造上、振動が大きくなりやすくなります。その振動が乗りずらいと感じている方がいるのだと感じました。
GB350はクラシカルな見た目の単気筒バイクですが、標準装備されている機能は最新のものが多く、初心者でも乗りやすいバイクと言えると思います。
今回はエンジンを中心に、乗りやすさについて調査してみました。
気筒数のみで語ることはできませんが、少なくともGB350は対策をされていると思います。
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