バイク免許が欲しい!と思った時、どうせなら全部乗れる大型バイク免許を取ろうと思いませんか?
「バイク免許を取りたいけど、どれくらい費用がかかるんだろう?」
「初めてバイクに乗るけど、いきなり大型からでも大丈夫?」
「大型から免許が取れる場所はあるのか?」
などの疑問が浮かんでくると思います。
この記事では、大型バイクからいきなり取得したいと思っている人に対し、個人的な見解を含めて解説していきたいと思います。
中型バイクから段階的に取ったほうが良い。
<オススメする4つの理由>
①取れる場所が少ない
②大型バイク免許から取ろうとすると費用が高くなる。
③大型バイクの難易度が高い
④教習中のモチベーションを維持できる
①取れる場所が少ない
結論から言うと、大型バイクから免許を取る方法はありますが、実際にやっているところは少ないです。
神奈川県内になる教習所を5社調べてみましたが、大型バイク免許コースを受けるための条件に普通自動二輪(中型バイク免許)と記載されていました。
実際に大型バイクから取得する場合、方法が2つあります。
1つ目は合宿で取得することです。
合宿所は日本全国に何ヵ所かありますが、場所は限られています。
自分が住んでいるところから遠い可能性があり、免許取得のためにまとまった時間を確保しなければ
いけないません。
2つ目は免許センターで一発試験を受けることです。
一発試験とは、免許センターに行き技能試験と学科試験を受ける(自動車免許を所持していない人)方法です。
バイクの経験者でも難しいと言われている方法で、私が通っていた教官も「コースを知らない状態で受けるため、非常に難易度が高く、完走できることがまず難しい」といっていました。
以上のことから、通える場所や難易度などを考慮すると、取れる場所が少なくなります。
②大型バイク免許から取ろうとすると費用が高くなる。
「大型バイク免許からスタートした方が費用は抑えられるのではないか?」そう思う方が多いのではないでしょうか?
確かに、免許センターで一発試験で無事合格すれば費用は格段に抑えられると思います。
しかし、難易度はプロが難しいと言うほどなので、結果的に高くなる可能性もあります。
合宿所と教習所で比較をすると以下の通りになりました。
関東地方の合宿所 | 費用(相部屋の場合) |
A社 | ¥294,500 |
B社 | ¥296,500 |
神奈川県の教習所 | 費用(普通自動車免許なし) |
C社 | ¥275,000 |
D社 | ¥262,350 |
合宿所は時期や宿泊する部屋によって価格帯は変わりますが、私個人で調べた範囲では、25万〜30万ほどかかる印象でした。
教習所の大きな差はあまりなく、25万〜28万ほどでした。
どちらも調べる会社によって変わるため、一概には言えませんが合宿所と教習所では大きな差はないと感じました。
自分が実際に支払った費用と教習時間
私が通っていた教習所は、普通車免許を所持し、普通自動二輪から大型自動二輪まで連続で教習を申し込むと安くなるサービスがありました。
最短で免許を取ることができれば、180,000円ほどだったので、他社と比較してもお得でした。
普通自動二輪 | 1段階 | 2段階 |
最短 | 9コマ | 8コマ |
自分の場合 | 11コマ | 8コマ |
大型自動二輪 | 1段階 | 2段階 |
最短 | 5コマ | 7コマ |
自分の場合 | 5コマ | 7コマ |
実際にかかった費用は、普通自動二輪の時に3回追加教習を受けたのと、大型自動二輪試験に1度落ちてしまったため、結果は203,500円と少し高くなってしまいました。
それでも、合宿に行くよりも安く済みましたので、個人的には良かったかなと思っています。
③大型バイクの難易度が高い
難易度が高くなる原因は主に2つあります。
1つ目は重さです。教習所で使われているバイクは、実際に販売されているものとは異なりますが、大まかな重さは以下の通りです。
中型バイクでも200kgほどあり、大型バイクとなると重いだけでなく、車体も大きくなるので、全体的な取り回しが大変です。
また、排気量の違いも難易度に関わってきます。
バイクに乗ったことない人だと、中型バイクの加速ですら体が持っていかれそうになるので、大型バイクだと、しがみ付くのもやっとになってしまうと思います。
難易度が高いと言われている理由
中型バイクより大型バイクの方が難易度が高い理由は、各課題に制限時間が設けられているからです。
実際に大変だった課題
引き起こし
私は身長175cmで高校時代は柔道部に所属していましたが、引き起こしは少し苦労しました。
理由は、掴むところが分からないこと、力のかけ方が分からなかったことです。
コツさえわかればなんてことありませんが、ある程度の力は必要になると思います。
クランク・S字
バイクの重さを特に感じる時は、カーブの時だと思います。
特にクランクは速度を落として直角に曲がらないといけないので、バイクが倒れやすくなります。
お恥ずかしい話ですが、私が大型バイク試験で落ちた理由はクランクでした。
中型バイクでもたくさん練習したのですが、試験でバイクが倒れてしまいました。
急制動・スラローム
速度調整が必要となる急制動やスラロームは、慣れが一番大事です。
いきなり大型バイクでは、速度に慣れにくく、恐怖の方が勝ってしまいます。
④モチベーションが維持できる
モチベーションについては非常に大切な理由だと私は感じています。
人は難しい課題に直面した時、心が折れてしまうことがあります。
いきなり大型バイクに挑戦し、課題に直面した時に心が折れてしまい、やめたくなってしまうことも少なくありません。
私も大型バイク試験に落ちた時、「センスがないからやめた方がいいのかな?」と思ってしまいました。
もし、中型バイクから取っていれば、普通自動二輪免許を取得したときにモチベーション次第で大型バイクに挑戦すればいいと思います。
もし乗りたいバイクが決まってなく、とりあえず全部乗れるから大型自動二輪免許を取ろうと思っているのであれば、一度中型バイクから挑戦してみてください。
まとめ
当時の私も、「いきなり大型バイクでもいいかも」と思っていましたが、普通自動二輪免許を取得してから大型自動二輪に挑戦して良かったと思っています。
バイクは非常に楽しい乗り物であり、人生を豊かにします。
それと同時に、危ない乗り物でもあります。
なぜ教習所が大型バイクから教習をやっていないのか、課題の難易度が高いのかを改めて実感しました。
中型バイクからチャレンジする方も、大型バイクからチャレンジする方も楽しいバイク生活が送れるように、自分と向き合って選択をしましょう!
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