これから試験を受ける人へ
この記事を読みに来てくださった方は、これから実技試験を受ける人だろう。そうでなければ、人のミスを笑いたいような人だと思うが、私自身人のミスを笑いたいタイプなので、是非とも記事を読んでみてほしい。
さて、ここからはこれから試験を受ける人に向けて記事を書いていこうと思う。
試験前日は、乗り方の手順やウィンカーの出すタイミング、一本橋やクランクなど、当日できなかったらどうしようと不安でいっぱいになると思う。
先輩ライダーに相談した人は「いつも通りやれば大丈夫」などと、責任感のないことを言われたことだろう。「普段の授業を聞いていればテストは解ける」と勉強が苦手な人に対して言っていると考えれば、大変難しい話である。
そんな優等生の発言は必要ないと思っている人が、この記事を読んでいるのであれば大正解である。
この記事は、卒業試験点数75点という合格点ギリギリで受かったやつが書いている。
ちなみに私はクランク、S字、スラローム、一本橋は全く問題なく通過できている。
ではなぜ、ここまで減点されたのかを後述していく。
やってしまったミス3選
まず最初に犯したミスは、「スタンドの上げ忘れ」である。
こんなことでミスをする奴がいるのかと思う人もいるだろう。実際にやってしまった私が言うのも可笑しな話であるが、なぜか上げ忘れてしまったのだ。
乗車時に後方確認やミラーの調整など、完璧にこなしたのにエンジンが付かない。今までにない感覚で頭が真っ白になった。教官の嫌がらせかと思うほど正気でいられなくなる。
こうならないための対策はいたってシンプルである。
「スタンドをあげる」これだけでよい。
ちなみに減点数は-5点である。
続いてのミスは「エンスト」だ。
MT車に乗っているものならば一度は経験するエンスト。坂道発進などで頻発するため注意が必要だが、1回は見逃してくれるという救済措置もある。
しかし、安心してはならない。2回目から減点されるのではなく、過去にさかのぼって減点されるのである。
つまり、2回目では10点減点されるのだ。
私は発進時と何でもない道でもエンストを起こしたため、-10点減点されてしまった。
最後に犯したミスは「急制動」である。
急制動で犯しやすいミスは、速度不足や制動距離を超えてしまうことである。
しかし、私のミスは全く違うものであった。それは「力みすぎてリアブレーキを踏んでいた」ことだ。
自分では全く踏んでいないのに、少し力が入っていただけでランプが付いてしまい、やり直しになってしまった。これで-10点減点となる。
急制動も1度やり直しができるが、3回目はない。技術的なミスでないところで減点もイタイが、もうミスができないという状況に追い込んでしまうので注意していただきたい。
おわりに
こんなことでミスをする奴がいるのかと思う人もいるだろうが、割と少なくないことだと教官から言われた。
人間だれしも、緊張をすると100%の実力を出せないものである。
この記事を読んでくれた方は、私のミスを参考に注意していただきたい。
・スタンドをあげる
・エンストは1回まで
・急制動ではリアブレーキに力を入れない
この3つに注意すれば、合格にグッと近づくだろう。
安心して、卒業試験に挑んでほしい。
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