この記事では、行く前に必要な準備から初めの1匹を釣り上げるまでの手順について解説していきます。
釣りに行きたいけど、どんな釣りをすればいいのかわからない。
穴釣りに行くために何を準備すればいいのかわからない。
そんな初心者の方に読んでいただきたいです。
穴釣りとは?
穴釣りとは、竿、リール、ライン、ブラクリ(錘と針が一緒になっている釣り具)、エサがあれば簡単にできる釣りです。
春夏秋冬問わず行うことができ、女性や小さな子どもでも楽しむことができます。
釣りをする場所は港やテトラポッドがあるところで行うことができ、足元に糸を垂らすので周りに人がいても邪魔をすることなく釣りをするこができます。
釣れる魚

O-DAN
地域によって変わりますが、主に石などの隙間を住みかとした魚が釣れます。
有名なものでは、カサゴ、アイナメ、アナゴ、ハゼが釣れることが多いです。
また、ウツボやゴンズイといった危険な魚も釣れることもあります。
準備するもの

イラストや
必要なもの
穴釣りは少ない道具でできる簡単な釣りですが、最低限釣りをするときに必要なものを用意しましょう。
必要なもの:ロッド、ラインを巻いたリール、ブラクリ、エサ、ハサミ、クーラーボックス、氷(夏)
・ロッド
穴釣りはテトラや堤防の足元を狙ってやるので、自分の両手を伸ばした長さより短いものが扱いやすいです。
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・リール
どんな形のものでもOKです。個人的な使用感ですが、ベイトリールは片手で糸を垂らすことができるので、スピニングリールに比べ扱いやすい印象でした。
・ライン
ライン選びの一つにライン選びがあります。釣り方に応じたラインを選ぶことで釣果に大きく変わります。
ラインには大きく4種類に分けられ、中でも特徴的なナイロン、フロロカーボン、PEなものがあります。
価格 | 感度 | 光の屈折率 | 沈みやすさ | オススメ度 | |
フロロカーボンライン | 〇 | 〇 | ◎ | ◎ | ★★★ |
ナイロンライン | ◎ | △ | 〇 | 〇 | ★★☆ |
PEライン | △ | ◎ | △ | △ | ★☆☆ |
穴釣りの特徴から、底を取りやすいこと、岩やテトラに擦れても丈夫であること、あたり(魚が餌を食べようとしてくる感覚)が取りやすいことが必要条件になります。
フロロカーボンは底を狙いやすく、あたりが取りやすいラインとなっております。フロロカーボン・ナイロンの太さは1.5~3号(6lb~12lb)あたりのものを使用しましょう。
フロロカーボンを使用する欠点は、ライン自体が重いのでルアーや投げ釣りなどの遠くを狙う釣りには不向きであるため、いろいろな釣りに使用しているリールに巻いてしまうと汎用性に欠けてしまいます。
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・エサ
穴釣りには魚の切り身やイソメなどの生き餌を使います。
生き餌のほうが釣果は良いですが、見た目はなかなかグロテスク…
針につけるのが苦手な方やカサゴやアナゴなどを狙いたい方は魚の切り身を使うことがオススメです。
・サンマ…魚の食いつきも良く、身がしっかりしているのでボロボロになりにくい。最近は少し値段が上がっているのでもったいないけど、穴釣りに1番オススメなエサ
・サバ…安価で買える上に身も大きいため、エサがたくさん作れる。サンマと比べると身がボロボロになりやすい。
・イカ…身がしっかりしているので、ボロボロになりにくい。サンマと同じく、少々お値段が高いのが欠点。
あると便利なもの
・ゴム手袋
直接エサに触るため、手が臭くなるのが気になる方にオススメ。ビニール手袋よりもゴム手袋のほうが餌を付けるときの細かい作業が楽にできる。
・フィッシュグリップ
カサゴは背びれに鋭いとげがあるため、直接触ってケガをしない為にあると便利。ゴンズイやハオコゼのような毒のある魚が釣れた時にも使えるので必需品。
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・針外し
「せっかく釣れたのに針が外せない」ってことがないように、針外しがあると便利。ペンチのような形からY字型のものがある。使いやすいのはペンチ型ですが、しっかりメンテナンスしないと、錆付いてしまうので注意。
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・ライフジャケット
テトラや堤防から落ちた時に命を守るもの。小さな子どもと釣りをするときは必ず着用したほうがいいでしょう。
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釣り場所
釣りをする場所は魚が隠れることができる石が転がっているような堤防やテトラがある海岸がオススメです。
初めて釣りをするならば、管理された海釣り公園を利用しましょう。
神奈川県海釣り公園
・海辺釣り公園
・本牧海釣り公園
・大黒海釣り公園
・磯子海釣り公園
静岡県沼津市堤防
・静浦港
・重寺港
・沼津港
・戸田港
釣り方
①釣り場に着いたらまずは釣りをするポイントを探しましょう。周りに人がいないこと、ある程度の深さがあること、底に石などの魚が隠れられそうな障害物があるところがオススメです。
②ポイントを見つけたら準備をしましょう。ガイドに糸を通し、糸先にブラクリを結びつけます。結び方は専門的なものがたくさんありますが、とりあえず方結びでもOKです。
③針が準備できたらエサを付けます。魚の皮にも針を通すことで、エサが取られにくくなります。これで準備は完了です。
④仕掛けを海に入れていきましょう。まずは仕掛けが底に着くまでゆっくりと落としていきます。この時に魚が食いついてくることもあるので、感覚を研ぎ澄ませながら落としていくことがポイントです。
⑤そこまで着いたら、そのままストップ。たまに仕掛けを上下に動かして誘ってみてください。アタリがなければ仕掛けの高さを挙げて同じように止まり、上下に動かしたりしましょう。アタリがなければ、1~2mほど移動したり、違う穴を狙ったりします。
⑥魚がいると、ツンツンやゴンゴンといった感覚があります。ツンツンやゴンゴンといった感覚に合わせてロッドを上に引き上げましょう。魚の上口に針をひっかけるイメージです。
⑦魚がかかったら、慌てずゆっくりとリールを巻いていきましょう。魚であれば、リールを巻いているときにブルブルと動いている感じがあります。根がかりだとカツンとびくともしない感じがあるので、竿をいろんな方向に動かして外しましょう。
どうしても釣れないときは…
全くあたりがない、魚がいる気配がないときは、思い切って場所を変えるかエサを変えましょう。また、時間帯によってあたりがなくなる事もあるので、ボーッと海を眺めながら待っているのも大事です。
まとめ
穴釣りは初心者でもできる簡単な釣りです。まずは簡単な仕掛けを用意して海釣り公園や堤防などに行ってみましょう。
エサは魚の切り身でOKです。使いきれなかったら冷凍をして、また使うこともできます。
私も穴釣りから初めて、60㎝を超えるアナゴやカサゴなどのおいしい魚を釣り上げることができました。エサがついていれば余計なテクニックも必要ありませんので、気負いすることもありません。
最後に私が実際に使用したロッドを紹介します。
このロッドはアジを狙う専用ロッドであり、全長が1.75mと少し長めとなっているので、穴釣りには取り回しが不便です。しかし、小さなアタリもしっかりと手に伝えてくれるので穴釣りのような釣りに最適でした。また、小さな魚でも強い引きに感じるため、釣り上げるまでのドキドキ感が味わえるのもこのロッドの強みだと言えます。1-3lbのナイロンラインにも対応しているので、穴釣りに適しているラインを使用することができます。小さな魚のあたりを逃したくない、小さな魚とも楽しいファイトをしたい方は購入を検討してみてください。
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