はじめに
バイクに乗るためにはヘルメットの使用が義務付けられています。各メーカーから様々な種類のモデルが販売されており、見た目や性能によって好みが変わってくると思います。
この記事は、教習所に通い始めたばかりの私が購入したARAIのヘルメット「RX-7X」の使用感や性能をレビューしました。
安全性能の高いヘルメットを探している人や一番初めに購入するヘルメットに悩んでいる人は、是非最後まで読んでみてください。
ARAI HELETって会社?
ARAIは1902年に設立されたヘルメットの会社です。安全性においては他者よりも力を入れており、JIS規格よりも安全基準の厳しいSNELL規格をクリアしているモデルが多いのが特徴です。
ARAI HELMETのもう一つの魅力は、一つ一つが従業員の手作りで作られていることです。塗装1gのズレも修正するほどの細かな作業をしているため、高い精度の製品が保証されています。
ヘルメットを選ぶ基準は?
中型・大型バイクに乗るためには、ジェットタイプ/フルフェイスタイプのヘルメットを選ぶことが推奨されています。最近ではシステムヘルメットといった、2つのいいところどりをしたタイプも販売されています。
ヘルメットのタイプは乗りたいバイクや服装など、自由に選ぶことができますが、安全基準に関しては国が認めたPSCマークやJISマークがついているものでなくてはいけません。
RX-7Xはどんな製品?

フォルム
SNELL規格をクリアするだけでは吸収できる衝撃には限界があります。ARAIは規格をクリアすることは最低条件としており、さらに「かわす性能」を高める為に研究を重ねていました。RX-7Xは、シールド取付け部にあったわずかな段差を少し下げることで、より滑らかなフォルムを実現させました。

シールドシステムVAS
「かわす性能」を高めるために下げたシールドの開閉が行える様に採用されたシールドシステムVAS。
このシステムにより、ホルダー及びシールドベースのコンパクト化を実現しました。
<仕様>
・モデル名:PB-SNC² RX-7X
・帽体:PB-SNC²
・規格:SNELL・JIS
・シールドシステム:VAS-Vシールドシステム
・シールド:VAS-V MVシールド<クリアー>標準基準(※曇り止めピンロックシートは別売)
・内装:ハイフィッティング・アジャスタブル・FCS内装(抗菌・消臭・防汚内装)
・サイズ:54/55-56/57-58/59-60/61-62
・メーカー希望小売り価格:ソリッドモデル¥54,000(税別)
グラフィックモデル¥61,000(税別)
・カラーバリエーション:31種類(2021年3月時点)
実際に使用してみて
2021年3月より、中型・大型バイク免許取得のためにヘルメットの購入を検討していました。安全性の高さからARAI HELMETを選びました。
ヘルメットを選ぶ上で私個人が意識したポイントは、ヘルメット自体の重さや視界の良さ、通気性能です。
購入したモデルはレーシング・スポイラー RX-7X(グラスホワイト)サイズ:XL
PB-SNC²による軽量化
重さは約1.7㎏であり、装着してもあまり重さを感じませんでした。教習中もヘルメットが原因でバランスを崩すこともなかったです。
曇りにくい新機能
ヘルメット内部の換気性能が向上させる「エアーチャネル」や寒い日に暖かい呼気が直接シールドにかからないようにする「IPディフレクター」の機能により、シールドやメガネが曇りにくくなっております。別売りの曇り止めピンロックシートを使用することで、性能が向上します。

ダクト&エアロパーツによる通気性能
エアーチャネルのほかに、ディフューザー/ICダクト5/インナーサイドダクト/NEノズル/マウスシャッターの機能により、通気性能が向上しています。夏のような暑い日にも熱がこもらない様になっているだけでなく、各機能開閉ができるため、寒い日には閉じて使用できるのも助かります。



使いにくかった点
アゴ紐がリングに通すタイプのものであり、ワンタッチで取り付け・取り外しができないタイプでした。手袋した状態で装着をするのに慣れが必要のため、教習所で装着をするときは練習をしていくとよいです。
終わりに
今回はRX-X7の性能や使用感について記事を書きました。バイク初心者からベテランのライダー問わず、事故の危険は常にあります。少しでも安全性の高いものを選び、命を守れるものを選ぶ必要があります。
そういった観点から見れば、ARAI HELMETは理想的なヘルメットだと思います。
他のモデルや他のメーカーと比較すると、値段は安いとは言えません。初心者だからと言って、安いヘルメットを買うのではなく、命を守るための一生ものとしてRX-7Xの購入を検討しても良いと思います。

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